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中国四川省西部のアバ・チベット族チャン族自治州のアバ地区にあるチベット寺院(格徳寺)で26日、若いチベット僧2人が焼身自殺を図り、1人が死亡、1人が重傷を負ったとの情報が流れた。2人は決行直前、「ダライ・ラマ万歳」、「われわれに宗教の自由を」などとと叫んだ。香港紙は、中国政府とダライ・ラマ14世の暗闘が白熱化しているとの分析を示した。
香港・明報紙によると、同寺でのチベット僧の焼身自殺は2011年に入り3件、4人目。4人はいずれも若い僧で最も年齢が高かったのが29歳。26日に死傷した2人はいずれも18歳だった。
寺院は辺ぴな場所にあるが、3件の事件発生後、数時間内にインド・ダラムサラのチベット亡命政権が、詳しい情報を発表。自殺を図ったチベット僧の顔写真も公表した。焼身自殺が、衝動的な行動でなく周到に準備された「戦い」である可能性が高い。26日は1度に2人が決行するなど、戦いがエスカレートしており、国際社会の注目を集める意図がみられる。
同紙によると、若いチベット僧の焼身自殺は、チベット独立運動の過激化と関係があるが、来世を重んじるチベットの伝統宗教とも絡んでいる。この宗教は「決死者」を生みやすい。一方で中国政府は、若いチベット人に宗教的な満足感を与えられない。連続する焼身自殺は、チベット族の若い世代の獲得を巡って、中国政府とダライ・ラマ14世の戦いが深刻な段階を迎えていることを示す。